河野道代『spira mirabilis』評
河野道代の詩集『spira mirabilis』は、少々気恥ずかしい形容をすれば、実に久しぶりに、私たちが手にするみずみずしい珠玉の詩集である。 表現の現実を失って、幾重にも分裂する意識と言語の迷走、ここには、そのような … Read more
河野道代の詩集『spira mirabilis』は、少々気恥ずかしい形容をすれば、実に久しぶりに、私たちが手にするみずみずしい珠玉の詩集である。 表現の現実を失って、幾重にも分裂する意識と言語の迷走、ここには、そのような … Read more
† 河野道代の作品は、“真”の芸術あるいは詩と呼ばれる営みが〈何である〉のかということを、またそれはどのような仕方で存在せ〈ねばならない〉のかということを、その詩的な形式と言葉の物質的な効果を透かしてときに暗示してしまう … Read more