河野道代詩集『花・蒸気・隔たり』読売文学賞受賞

近・現代詩の美の流儀からは未知の
物質内部のポエジーの出現——

富岡多恵子氏 選評——「たとえていえば水面のさざ波の美しさ、金属の表面のかがやきを詠じるのでなく、液体内部、固体内部の質感に詩を受けとり言葉にしようとされる。さざ波の美の流儀は近代詩、現代詩で使いつくされて、ひとはそれになじんできたが、この詩集は、これまでとは別種の詩の科学が未知の詩情の出現を感じさせる。」(読売新聞2010.2.1)