河野道代

河野道代(かわの みちよ) 詩人。福岡県生れ。1974年、平出隆、稲川方人とともに「書紀」「書紀=紀」を創刊。以後、詩壇から決定的な距離をとりつづけるが、メタフィジックと音楽美とが鋭利に一体化された完成度に定評がある。

1977年の第一詩集『銅版風景』は会田綱雄、飯吉光夫などから予見的に称讃される。1986年、古井由吉・入沢康夫らの同人雑誌「潭」7号に発表した連作「回想と現身そのほか」が、安東次男に絶讃される。この連作は7年後の詩集『spira mirabilis』に収められた。また、若林奮、加納光於など、優れた現代美術の作家に熱心な愛読者をもつ。

詩集に『銅版風景』(書紀書林刊 1977)、『spira mirabilis』(私家版=25部 普及版=書肆山田刊 1993)、若林奮との詩画集『花(静止しつつある夢の組織』(限定7部 若林スタジオ刊 1998 panta rhei 取扱い)、普及版『花(静止しつつある夢の組織』(ギャラリー池田美術刊 2000)。アンソロジー(田村隆一・谷川俊太郎ほか)『詩の新世紀——24人の現代詩人による』(新潮社刊)に連作「木馬のように」収載。[y.o.]